SonicGarden Tech #1 岡山 参加レポート
はじめに
2018/4/14に開催されたSonicGarden Tech #1 岡山 - connpassに参加してきました。
テーマはPWA(Progressive Web Apps)です。以前から興味があったテーマで、参加の動機です。
この記事ではこの勉強会で感じたことや学んだ内容について書いていきます。
オープニングトーク
まずはソニックガーデン 倉貫さんによるオープニングトークからスタート。
内容はソニックガーデンの紹介やエンジニアの働き方について等でした。
その中で印象に残った言葉は下記の2つでした。
「エンジニアは飴と鞭では頑張れない。自発的に自分の意思で良いものが作れるようにする事が大事。」
(何の仕事が人工知能・ロボットに置き換えられるかの話の中で)「楽しい仕事は人工知能・ロボットに置き換えられない。理由は楽しいから。楽しいことは自分でしたいよね?」
1番目の言葉については同感で、この考えがもっと世の中の浸透すればよいのにと思いました。
2番目の言葉については、何の仕事が人工知能・ロボットに置き換えられるかの基準を、得手不得手でしか考えなかった私には新鮮で面白いと感じました。
PWAって何?
ここから勉強会の本題に入っていきます。トップバッターはソニックガーデン 野本さん。本勉強会の開催者です。
PWAの基本・特徴・事例などについてお話して頂けました。
「PWAを実装するために具体的に何をすればよいのか」や「ネイティブアプリと比較してのメリット・デメリット」、「PWAを採用できないケース」など様々な有用な情報を頂けました。
この発表でPWAの概要をつかめたように思います。
プログラマがAMPと付き合う上で 知っておくべきこと
2番手はソニックガーデン 遠藤さん。PWAと一緒に語られる事が増えてきたAMPについてのお話でした。
本発表でよかったのは、冒頭でAMPを「ただひたすらにレンダリング速度を追い求めたHTMLの一種」と説明してくれた事でした。この言葉で一気にAMPの正体が見えやすくなったと思います。
「そもそも、レンダリング速度が何故必要か?」から始まり、AMPの作り方や制限、チェック方法など様々な有用な情報を頂けました。
AMPでデザインを頑張ってみた
3番手はDIGITALJET 能野さん。こちらもAMPについてのお話で、デザイナー視点でAMPに取り組んでみた話でした。
デザインの自由度やハンバーガーメニューは大丈夫か?といった課題を自身で持ちつつ、既存のWEBページをAMP化したお話は非常に参考になりました。
特にご紹介頂いた「AMP start」の存在を知れたのは大きいように思います。
既存サイトをPWA化した話
トリを飾るのはソニックガーデン 野上さん。様々な技術で作られた既存サイトをPWA化したお話でした。
PWAに必要な技術を適用→Lighthouse(どれだけPWAの要件を満たせているかのチェッカー)のスコアがどうなったか の流れは面白かったです。
あと、資料の23ページに記載されていたコードについて質問させて頂きましたので、内容を下記に記載。
Q. responseがcloneされているのは何故でしょうか? A. レスポンスはブラウザ用とキャッシュ用が必要で、responceは使いまわせないため、responce.cloneを使用。
補足するとresponce
が使いまわせない理由はresponce
がStreamだからみたいですね。後日調べてみるとGoogleのドキュメントに詳しい説明がありました。
LT
ここからはLTです。LTに参加された方の殆どが、タイムアップにも関わらずLTを止めない、意思の強い人たちばかりでしたwww
LTの内容も良く、PWA導入を楽にするFirebaseはかなり自分にとって役に立ちましたし、Workboxを使用するとServiceWorkerのコーディングが楽になるというのは良い情報でした。他の発表も良かったと思いますが、全てを紹介すると膨大な量になるので、以上の2つに厳選させてもらいます。
懇親会
美味しく楽しく盛り上がれました。初対面の人ばかりでしたが、ITという共通の話題があるので話しやすいですね。PWAや他の色んな技術の赤裸々な話が聞けて楽しかったです。
所感
PWAだけではなく、それらを取り巻く技術についても知れたので良かったと思いました。もとからFirebaseにも興味があったのですが、益々興味が出てきました。
あと、ソニックガーデンの若手の方々には良い刺激をもらいました。入社1年ちょっとで勉強会を開催して登壇したり、Firebaseって何?という質問があれば「僕がLTで説明します!」って言ったり、素直にスゴイと思いました。良い意味で尻を叩かれた気分です、これからも精進しよう。