SORACOM UG Shikoku #2 参加レポート

はじめに

2017年10月21日に開催されたSORACOM UG Shikoku #2に参加してきました。

この記事ではこの勉強会で感じたことや学んだ内容について書いていきます。

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SORACOM UG Shikoku紹介

まずは高知の片岡さんから「SORACOM UG Shikoku」のご紹介。

SORACOMの紹介から始まり、過去の「SORACOM UG Shikoku」の活動やご自身の事例などを簡単に交えての発表です。

発表資料の内容以外にも、「管理コンソール画面のセッション状態項目のステータスで障害発生時の問題の切り分けが出来る」など経験談なども語って頂き、勉強になりました。

www.slideshare.net

SORACOM紹介

お次はメインのSORACOMのテクノロジー・エバンジェリストの松下さんの発表。

オススメの書籍やSORACOMのサービスがセキュアな理由、センサーの活用法など、様々な内容を発表して頂きました。

www.slideshare.net

個人的に一番心に残ったのはエッジコンピューティングの重要性についての話でした。重要性が高まっているのは感じていましたが、理由が分からず消化不良状態でしたが今回の話でスッキリしました。上記の資料には記載されていないので簡単に下記に記載しておきます。

エッジコンピューティングが重要な理由

簡単に言うと「リアルタイム性が損なわれるため」です。原因はモノとクラウドの通信に掛かる時間です。

モノとクラウドの通信にかかる時間は約100ms。約100msというのは車が8mほど走れる時間です。

例えば自動運転の処理をクラウドで行った場合は、運転操作の遅れ(リアルタイム性がない事)が原因で人をはねてしまう等の問題が発生します。

そういったスピードが求められる処理が必要とされるために、エッジコンピューティングが重要との事でした。

SORACOMハンズオン

お待ちかねのハンズオン。松下さんが講師、片岡さんがアシスタントということで始まりました。

機器構成は「フリーSIMのスマートフォン」、「SORACOM SIM」で、SORACOMからご提供頂きました。本当にありがとうございます。ハンズオン資料はこちら

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ハンズオンは大きな問題なく進めることが出来ました。ハンズオン中の松下さんのお話(ハンズオンとはあまり関係が無いw)が楽しかったため、ハンズオンの手が止まるというアクシデント?がありましたが、楽しく進めることができました!

SORACOMについて質問大会

残りの時間は参加者から松下さんへの質問大会でした。

私も1つ質問させて頂きました。内容は下記の通りです。課題だと思っていたことが解決できそうで嬉しいです。早く実際に試してみたいですね!

以下、質問と回答の内容。

Q1
海外出張時に「レンタルWi-Fi(約1,700円/1日)」を借りている。
移動中の連絡(殆どがLINEやSMS)や保険の意味合いを兼ねたもので、基本的には現地のWi-Fiに接続するため使用することは殆どない。
SORACOMのグローバルSIMを代用することで、従来の目的は果たしつつコスト削減が可能?

A1
その通り。

Q2
ITリテラシーの低い人間に使用させる場合、「SORACOMはデータ通信量に応じた従量課金制だから動画視聴は禁止」と説明しても禁止行為を行われる可能性が高い。何か対応策はないか?

A2
データの通信量などに応じて警告や制限をかける機能があるので、それを利用すればよい。

所感

今回は、ハンズオンでSORACOM Beamを使用してデータを取得する経験を得られたり、課題の解決案が出たりと満足度の高い1日になりました。

懇親会に出られず、帰宅後に出てきた夕食がカツオだったのは残念でしたが、次回は懇親会にも参加して更に満足度の高い1日にしたいですね!

次回の開催が楽しみです(^ ^)