さくらクラブ愛媛 第6回勉強会 さくらでDockerを学ぼう! 参加レポート
はじめに
2017年5月27日に開催されたさくらクラブ愛媛 第6回勉強会 さくらでDockerを学ぼう!に参加してきました。
この記事では、この勉強会で感じたことや学んだ内容について書いていきます。
参加した動機
私には、環境構築をもっと簡単に行いたいという思いと、構築済みの環境を再利用できないかと思いがありました。
その理由は、開発業務での本番環境構築や開発環境の構築(開発者の数だけ用意)するのが手間だったからです。 それに付随するドキュメント作成の工数も無視できないものになっていたので、それらを解決したいと常々思っておりました。
Dockerでは「Dockerイメージ」というものを利用すると環境構築が簡単に行うことができ、尚且つ構築済みの環境の再利用も可能という話を聞いたため、今回参加することにしました。
さくらインターネット 前佛さん:DockerとDocker Hubの操作と概念
今回の勉強会は、Docker界の大御所、前佛さんよる発表から始まりました。 (資料がJAWS-UG コンテナ支部w)
www.slideshare.net
上記の資料を基に「コンテナは技術、Dockerは仕様」という言葉から、混同しがちな両者について紐解いて頂き、何故Dockerによってコンテナが流行りつつあるのかといった歴史や、主要なDockerコマンドの全容などを図つきで説明していただきました。
知っておかないとハマる内容などもあるので、これからコンテナを始める人は一通り見ておいた方が良いと思います。
さくらインターネット 前佛さん:Docker CE ハンズオン on さくらのクラウド
次はいよいよ、お待ちかねのハンズオンです。
さくらインターネットさんより、さくらのクラウドを無償提供して頂き、その上にサーバーを構築してDockerハンズオンを進めることになりました。
ハンズオン内容は下記の通りになります。
Docker Compose
という複数のコンテナを定義・実行するツールを使用して各ハンズオンを行いました。
docker-compose.yml
というYAML形式のファイルでコンテナを定義してDockerコマンドをたたくだけでWordPressの環境構築が完了したのにはビックリでした。
ただ、ZabbixとMastdonはハンドで編集しないといけない部分もあり、全ての環境が簡単に構築できるわけではないと思いました。(それでも楽にはなっていると思いますし、ハンドで編集したのはZabbixの設定やメールサーバー、Nginxの設定ファイルなので仕方が無い部分だとは思います)
所感
コンテナはインフラ技術の一つの標準規格になると思いました。 コンテナ技術を習得することで、様々なインフラ(さくらのクラウド、AWS、Azure、GCPなど)上で環境を構築する技術を得られるのではないかと思います。仕事でさわる予定は今のところありませんが、これからも自習していきたいと思いました。